今週は趣を変えて小説を読んでみました。
①
本屋に並んでいるのを見て、中国史モノかと勘違いして手に取ってしまいました。ドラマやってるんですね。老舗企業が起死回生をかけて新商品の開発に取り組むというお話です。登場人物が見事にステレオタイプに乗っかった感じで、展開もベタという言葉がよく似合うストーリーでした。とはいえ娯楽としてはそこそこ面白かったです。
②
育ちの悪くない青年がとある事情をきっかけに出奔し、やけになって坑夫になるべく鉱山へ向かう。漱石の作品の中ではあまり有名ではなく評価が高いわけでもないようだが、私も失敗した結果として全く性格に合わなさそうな会社に勤めることになったので、かなり共感して読むことができた。結末が唐突だがとても腑に落ちる。
③

The 100-Year Life: Living and Working in an Age of Longevity
- 作者: Lynda Gratton,Andrew Scott
- 出版社/メーカー: Bloomsbury Information
- 発売日: 2016/06/02
- メディア: Kindle版
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LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略
- 作者: リンダ・グラットン,アンドリュー・スコット
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2016/10/21
- メディア: Kindle版
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話題になった本なので読んでみた。人生が100年になる未来における人生計画論。寿命が延びるということだけではなく今後の社会の変化を大まかに把握したうえで、人生設計において新しい概念を取り入れる本。一つ一つの議論は雑ではあるが、頭の体操としてとても面白かった。他の自己啓発本と同様に英語も平易なので原書で読むのがおすすめです。
また気が向いたら更新します。