坑夫ぬーどるのブログ

社会不適合系社会人のぬーどると申します。ロンドン大学通信課程での勉強や、高配当米国株と株主優待を中心とした株式投資について気が向いたときに書いていきます。本ブログは所属団体等とは無関係な個人の見解です。 twitter:@nuh_dl

アメリカ大統領選挙に思うこと

(根拠に基づいて厳密な議論を展開するというよりかは、私の感想を情緒的に述べる記事になりますので、ご容赦いただければ幸いです。)

 

最近の世間の話題としては、アメリカ大統領選挙ですね。もうそろそろ投票が始まっているところでしょうか。
テレビでもネットでもこの話題で持ちきりで、政策論から陰謀論、今後の展開まで様々な観点から論じられていますね。まあ、特段私がそのような議論に対して付け加えられることもないですし、特に専門家でもないのです。トランプさんとバイデンさんでどちらがいいと思うかというところも、正直私には考えがあるわけでもありません。
ですが、まあ便乗という感じで、簡単に思うところを書いてみようかと思います。

 

アメリカは今コロナで大変ですよね。感染者数がまた増えてきていて、亡くなっている方もたくさんいます。経済的な打撃も計り知れないですよね。
その中で大統領候補として選挙を戦うトランプさんとバイデンさんは、私は詳しいところは存じ上げませんが、お二人とも理想のリーダーというよりかは、不安視される点が多いようで、消去法的な選挙なのかもしれません。

 

私は、アメリカが素晴らしくて日本が駄目だというつもりはないですが、日本で似たような状況だったらどのような論調になるでしょうか。大阪都構想住民投票や、都知事選のときのように、
選挙(運動)をやっている場合ではない
といったような論調が支配的になるようなイメージがあります。東日本大震災の直後に脱原発解散の噂が流れていた時も似たような反応であったように記憶しております。
あとは日本は消去法選挙みたいなときは投票率も低い印象があります。ささっと手続き的に選挙を済ませてしまう様子が想像に難くありません。

 

一方のアメリカでは、選挙の時期が決まっているという日本の衆議院選挙とは決定的に異なる事情はあるものの、コロナ禍の中で制約はあるものの、両陣営が自らの主張を訴えるためにがっつり選挙運動をしています。
両陣営の支持者は治安に影響が生じるくらい熱心に活動を行っているとのことです。
そして、既に1億人近い人が期日前投票を済ませており、投票者数は前回よりもかなり増えることが見込まれているそうです。
そして、法廷闘争まで視野に入れて戦う準備も水面下で進んでいるという噂。
アメリカは(雑な表現ですが)この状況下で徹底的に大統領選挙を戦って代表を選ぼうとしているのですね。

 

アメリカ人にとっては
「こんなとき”なのに”選挙」
という発想ではなく、
「こんなとき”だから”選挙」
なのかもしれません。
(もちろん日本でもそういう考えの人はいるとは思いますが。)
思えばアメリカは(すごく雑な言い方をすれば)統治者を自分たちで選びたいということで、戦争までして作られた国でした。(アメリカ独立戦争、「代表なければ課税なし」)黒人の選挙権についても相当な政争の末に認められたという経緯があります。
アメリカにとって選挙というのは命を懸けてでも行うべきものなのかもしれません。たとえそれが消去法であったとしても。

 

 

私はアメリカに縁もゆかりもありませんが、今日の選挙を巡る報道からも垣間見れる彼らの自分たちの代表を選ぶことに対する気概には敬意を持っていますし、その結果として選ばれたリーダーの下でのアメリカの未来が明るいものであることを祈りたいと思います。

 

また気が向いたら更新します。