坑夫ぬーどるのブログ

社会不適合系社会人のぬーどると申します。ロンドン大学通信課程での勉強や、高配当米国株と株主優待を中心とした株式投資について気が向いたときに書いていきます。本ブログは所属団体等とは無関係な個人の見解です。 twitter:@nuh_dl

日商簿記2級に初学者会社員が独学・土日のみ四週間の勉強で合格した

少し前に日商簿記2級(ネット試験)に合格したので、勉強方法等について何かの参考になればと思って書いてみようと思います。

 

 

勉強開始時のレベル

簿記の学習経験

元々簿記の知識があったのかという点について、参考にしていただくために簡単に書いてみたいと思います。バックグラウンドとしては以下のような感じですね。

  • 経済学部や商学部の出身ではありません。(法学部出身です。)
  • 商業高校の出身ではありません。(普通科でした。)
  • 経理の業務経験はありません。
  • 簿記の勉強は特にしたことがありません。(会社法の勉強の際に「資本金」とかの用語に少し触れたというレベルです。)

まあ、要するに初学者というわけです。なので、以下の内容は、どなたでも参考にしていただけるのかなと思います。

 

バックグラウンド

ただ、誰でも以下の方法で合格できるかというと、自分で言うのもあれですが、私は試験勉強は得意な方かと思われますので、再現性の観点から言えば微妙かもしれませんね。

あまり詳しくは言いませんが、私は難関大学と呼ばれる大学に現役で合格していますし、文系ではありますが数字に弱い方ではありません。

 

利用した教材

利用した教材は以下の三冊です。初学者ですので3級から勉強しています。合計で4000円強使いました。勉強方法は以下でスケジュールと合わせて説明します。

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勉強方法・学習スケジュール

簡単に学習スケジュールについて振り返りがてら勉強内容とともに記載していきたいと思います。土日だけなので週ごとに振り返っていきたいと思います。記録してはいなかったのですが、1日あたりの勉強時間は5~6時間でしたので、勉強時間はトータルで45時間程度でしょうか。

 

1週目:簿記3級範囲の学習

最初の土日は簿記三級を一通り勉強しました。もちろんですが、上記の「スッキリわかる」テキストの3級のものを利用します。

勉強方法としては、「スッキリわかる」のテキスト部分を読んで、巻末の問題を解くというシンプルなものです。ただ、テキストを漫然と読んでも頭に入ってこなかったのでで、ノートを用意して仕訳を書きながら読むようにしました。手で覚える感じですね。テキストを読んでよくわからなくても、仕訳を書いてみるとなんかわかったような気になれるときもあります。

私が勉強していく中でコツかなと思ったのは、仕訳を書く際に、その仕訳の借方と貸方がそれぞれBSとPLのどちらのどの部分に入ってくるのかを一つ一つ確認していくことかなと思います。試験の際もメモ用紙に仕訳を書く際に、間違わないようにBSかPLのどちらに入ってくるかを記載していました。

こんなイメージです↓

「(PL)ソフトウェア償却 100 (BS)ソフトウェア 100」

ただ、ノートを綺麗にまとめたりとかはしていませんでした。ノートはただ淡々と仕訳や問題の答案が書いてあるだけで、特に見直したりとかはしていません。テキストを見直せば十分ですね。

「スッキリわかる」には巻末にチェックテスト1回分がついていますので、解いてみたところ70点ピッタリでしたので、3級に合格したと思って2級の範囲に進むことにしました。

 

2週目:簿記2級(商業簿記)範囲の学習

2週目の土日は、簿記2級のうち商業簿記の範囲を勉強しました。勉強の仕方は3級と同じで、「スッキリわかる」の2級商業簿記の本を使っています。3級分野と比べて若干難しくなりますが、考え方は同じですので淡々と内容を身に付けていくという感じになります。

この時点では時間がなくて「スッキリわかる」巻末のチェックテストまではできませんでした。

 

3週目:簿記2級(工業簿記)範囲の学習

3週目の土日は、簿記2級のうち工業簿記の範囲を勉強しました。勉強の仕方はこれまでと基本的には同じですが、工業簿記は図(グラフ?)を書いて考えるとわかりやすくなることが多いので、テキストに書いてあるような図もノートに書いてみて、自分で書けるようになるようにしました

試験本番でも、メモ用紙に図を書いて問題を解いていきました。

 

4週目:簿記2級の総復習

4週目の土日は、簿記2級の範囲の総復習です。

まず、「スッキリわかる」の巻末のチェックテストを二冊分解きました。ちなみに、1回目が40点、2回目が68点でした。合格ラインに届いていません。ただ、問題の形式に慣れていないこともあるかと思いますので、あまり悲観的ではありませんでした。

チェックテストを解いて、本番の出題形式がわかりましたので、本番の出題形式を頭に置きながら、「スッキリわかる」の問題を商業簿記、工業簿記ともに一通り解き直しました。(時間がなかったので、簡単な仕訳の問題は、書くのを省略して、問題を見て答えを思い浮かべて解答を見るという感じで、手を動かすのは飛ばし飛ばし行っていきました。)

そして、一通り問題を解き終わった後に、もう一度「スッキリわかる」のチェックテストを解いてみました。とはいっても、答えを覚えているので、力試しというよりも、本番に向けた時間配分や出題形式の確認という程度の意味です。

 

おまけ:試験直前の勉強

私は商業簿記連結会計のところに不安があったので、試験直前1時間くらいずっと「スッキリわかる」の商業簿記連結会計のところを読んでいました。

試験直前は不安なところを確認するのが精神衛生上もいいですね。

 

結果

スコア

第1問:12点

第2問:20点

第3問:18点

第4問:20点

第5問:12点

計:82点/100点(合格ラインは70点)

所感

全くわからない問題もあって焦りましたが、冷静にわかる問題を確実に正解することを意識して解きました。制限時間は90分でしたが、45分程度で全問解けたので、途中で退出してしまいました。試験終了のボタンを押すときは、途中退出で不合格だったらかっこ悪すぎると思って少し緊張しましたが。

結果はすぐにわかって、なんだかあっけないものでした。結果発表を待つドキドキ感が楽しめないので、そういうのが楽しみな方はネット試験は向かないかもしれません。

また、ネット試験は出題内容とかを口外してはいけないはずなので、試験の内容については詳しくは書けません。

特に理由もなく受験した簿記2級ですが、意外と面白かったので、次は1級に挑戦するかもしれません。

 

また気が向いたら更新します。