配当金捕らぬ狸の皮算用
今日は捕らぬ狸の皮算用をしていきたいとおもいます。
皮算用の前提
私の配当金は2017年に年間50,000円弱。
以下の2つの仮定を置いて、いつ頃になれば配当金だけで生活できるかを計算してみました。
- 追加投資なしでも配当金再投資と増配で毎年10%配当金が増加する。
- 追加投資による配当金の増加額は年間10万円。
皮算用に基づく試算式
この二つの仮定を数式で表すとこんな感じでしょうか。(数学は高校以来触れたことがないので、スタイルがアレなのはご容赦ください。)
配当金投資を始めた年1年目とし、n年目の配当収入をD(n)とすると、
D(n+1)=(11/10)D(n)+100,000
懐かしの漸化式ってやつですね。変形していきましょう。
D(n+1)+1,000,000=(11/10)D(n)+1,100,000
D(n+1)+1,000,000=(11/10)(D(n)+1,000,000)
D(n)+1,000,000が等比数列になりましたね。
D(n)+1,000,000=(D(1)+1,000,000)*(11/10)^(n-1)
D(n)=(D(1)+1,000,000)*(11/10)^(n-1)-1,000,000
私の場合はD(1)=50,000 だったので、
D(n)=(1,050,000*(11/10)^(n-1))-1,000,000
皮算用と実績の整合性
n年目の配当収入を現す式ができました。文系の私には直観的にはよくわかりませんが。
D(1)=1,050,000-1,000,000=50,000(2017年実績:46,678円)
D(2)=1,050,000*(11/10)-1,000,000=155,000(2018年実績:160,985円)
D(3)=1,050,000*(121/100)-1,000,000=270,500(2019年実績:252,315円)
D(4)=1,050,000*(1331/1000)-1,000,000=397,550(2020年実績:454,458円)
なので、損失確定に伴う還付金が年によって上下するので試算通りという感じではないですが、だいたい計算と近い実績になっていますね。
皮算用に基づく試算
これで5、10、15、20年目の配当収入を試算しててみます。(さすがに電卓を使います。)
D(5)=537,305(2021年)
今年2021年の目標は600,000円でしたので、2021年の試算も現実的ですね。
D(10)=1,475,845(2026年)
2026年には最低限の暮らしでよければ配当金だけで生活できるかもしれませんね。最悪
働かなくても何とかなると思えれば、かなり気楽に働けるようになるかもしれません。
D(15)=2,987,373(2031年)
さらに5年間働いて投資を続けて2031年に試算通りの配当収入が得られるなら、仕事辞めてもよさそうです。皮算用の前提によれば毎年配当収入は1割増えていくことになりますので、そのうち配当金再投資をせずに配当金を使ってしまってもよいかもしれませんね。
D(20)=5,421,704(2036年)
さらにさらに5年間働いて仕事を続けて2036年まで投資を継続すれば、かなりの収入を株式配当として得られることになりそうですが、皮算用の前提によれば配当金再投資と増配だけで翌年の配当輸入は1割増加することになりますので、2031年から2036年までの5年間は給料からの追加投資をしなくても配当金額はもうそれなりに増えていくことになりますね。
感想
あくまでも資産ですが、配当金を当てにして仕事をやめるなら2030年代前半がちょうどいい感じかもしれません。20年弱働いてそれでリタイアできるなら万々歳です。
とはいうものの、これはあくまでも試算なので、皮算用の前提が崩れればいくらでも計算は狂いうるんですよね。増配や配当金再投資が継続できるというのも景気の先行きに大きく依存しますし、そもそも今の時点でも追加投資をしなくても配当金が年10%増加するかは怪しいです。また、私の仕事や生活の状況が変わって今まで通りの追加投資ができなくなってしまう可能性も考えられます。
ということで、まああまり配当収入の増加を計算して何かするというわけではなく、単に投資のモティベーションとしてたまにこの記事を眺めるくらいにしておきたいと思います。
今後もこういう捕らぬ狸の皮算用的な記事も書いてみましょうかね。
また気が向いたら更新します。